当院に来院される方は慢性的な痛みに悩まされている方がほとんどです。
痛む部分で何が起こっているかというと、その多くは『炎症』になります。
炎症は体の負担だけでなく、食生活から炎症が起こりやすくなることもあります。
食生活から見てみると、炎症が起こりやすくなる一つの要因として、『水の不足』があげられます。
ここでは食生活から炎症を起こしづらいようにする為に、『水を飲んで欲しい3つの理由』についての知識をお伝えしていきます。
水を飲んで欲しい3つの理由
みなさんは普段どのくらいの水を飲んでいますか?
お水以外にも今はお茶やコーヒー、ジュースなど色んな飲み物が売られていますね。
そういうものは飲むけど、お水は全然飲んでないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
水は体にとってとても必要で大切なものですが、飲んでいただきたい理由をお伝えしていきますね。
3つの理由①『水を飲まないと生きていけない』
僕たち人間は食べ物を食べなくても1ヶ月近くは生きていけると言われています。
ですが、水を1滴も飲まなければ4~5日で命を落としてしまう危険があると言われています。
それだけ体にとって水は重要なものだということです。
これは細胞の働きから見るとわかりやすいです。
人の体は60兆個の細胞からできています。
その細胞は、
吸収(栄養・酸素)→代謝(エネルギー)→排泄(老廃物)
の繰り返しを日々行っています。
そのサイクルの中で大切なのが、お水の「多くのものを溶かす」という性質が必要になってきます。
私たちが、ご飯を食べて、活動して、排泄するのと同じようなことを細胞の中では繰り返し行われているんですね。
その生命活動にとってお水は必要不可欠なものになっています。
3つの理由②『体の組織の60%以上はお水でできているから』
組織別に見ると、
①筋肉 75~80%
②皮膚 70%
③脳:75%
④内臓:75~80%
⑤骨:30%
⑥脂肪:10%
となっています。
これを見てみるとわかりますが、筋肉や内臓の70%以上が水分です。
水が不足すると、筋肉や内臓に酸素や栄養がいかなくなってしまい、カラカラに乾いてしまいます。
そうなると固くなって、攣りやすくなったり、炎症を起こしやすくなり、痛みも出やすくなってしまいます。
3つの理由③『お水と水分は違うから』
患者さんに「お水飲んでますか?」と聞くと、「飲んでます」と答える方が多いですが、「何を飲んでますか?」と聞くと、お茶やコーヒーとお答えする方が多いです。
お茶やコーヒーやジュースは水分ではありますが、水分補給の目的から見ると適していません。
水分=お水+α ですが、その+αの成分を分解するのに、お水が使われてしまいます。
またお茶やカフェインは利尿作用もあるので、余計に体のお水が出ていきやすいです。
飲んではいけないというわけではなく、お茶やコーヒーを飲んだ時には、お水もその分飲んでくださいね!
お水を飲むことの大切さがわかって頂けたでしょうか?
当院では体を外側から整えるだけではなく、体の内側からも整えていただけるように、アドバイスさせて頂いています。
何か疑問に思ったことがあれば、どうぞご相談ください。